私のすきな治療方法として、テーピング療法があります。
この世界に入って一番最初にはまったのがテーピングだったような気がします。
私の性格にピッタリで、効果もその場でわかるから、楽しくって
こう貼ったらどうなるのか、これはどうなの?
そんな探求心にかられ、トレーナー活動もしながら、貼って、フィードバックしてを繰り返し今の貼り方が出来上がってます。
たくさん貼るとよいわけでもないし、早く試合の現場に戻さなくてはならないので、貼る数も最小限で効果を出すことを考えてしなければならないのが楽しかったです。
特に多い症例が足首の捻挫だったので、おかげさまで足首の捻挫のテーピングはすごく上達いたしました。
貼り方を教えてくださいと言われることがありますが、解剖学と運動学を理解していないと貼れないので残念ながら素人の人が貼ることは無理です。
テーピングには主に2つの目的があります。「誘導」と「固定」です。
パフォーマンスを上げるためには無駄な動きや痛みの出る動作を制限して、動きをよくするように貼る必要があります。
けがをしている時に貼るだけではなく、痛みがなくてもパフォーマンスを上げる為にも使います。
汎用性が高く、効果もすぐ出るのが、最大の利点なのですが、弱点もあります。
それはかぶれるという事。その日に取れば大丈夫ですが、貼る時間が長くなるほど、かぶれる可能性は高くなります。
また、効果は貼った瞬間が100%で、時間の経過とともに効果は落ちてしまいます。
当院でテーピング療法を用いるのは主にスポーツをされている方ですね。
症状でいうと、「足首の捻挫」、「手首の捻挫」、「手指の捻挫」、「野球肩」、「膝の捻挫」、「肉離れ」に用います。
珍しいのは「肩」のテーピングかもしれません。可動域を邪魔することなく痛みを出さない。これはすごく難しい技術です。
結果はすぐにでるので、気になる方はご相談ください。