子供の運動能力の低さは外反母趾が原因かも?

外反母趾を放っておくとどうなるのか?

変形性膝関節症や、姿勢不良になり、そういった変形を引き起こす可能性が高くなります。また、最近では、子供の外反母趾が増えてきており、子供の外反母趾は大人より治りにくく、すぐに転ぶ子、真っ直ぐ歩けない子、足の遅い子、ジャンプ力のない子、すぐ疲れたという子、一言で言うと運動神経の鈍い子になってしまいます。 足育という言葉があるように、子供の足は大事です。大人がみていないと子供は何もわかりません。しっかりと予防することが必要です。

外反母趾って何?

外反母趾っていうのは、足の親指が小指側に変形して、「く」の字のようになり、その角度が15度以上のものをいいます。

外反母趾の怖さ

外反母趾の方は結構いらしゃるのですが、その怖さを知っている方は少なく、痛みもなく、ただ単に、見た目が気に入らないくらいで放っているという方が大半です。 痛みのある方は歩きにくく、靴を履いて長く歩けないので、それで初めて治療に行くという方が多いです。 しかし、外反母趾の本当の恐ろしさは親指を上手に使えないという所にあるのです。 「え、どういう事?」って思いますよね。親指を上手に使えないと何が起きるか?具体的には次の項目です。

  • 変形性膝関節症
  • 膝痛
  • 股関節痛
  • 巻き爪
  • 腰痛
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 姿勢の悪化
  • 骨盤の歪み
  • 運動能力の低下(ジャンプ力、走力)
  • 躓きやすくなる
  • 転倒など

足の親指を使えないという事は、うまく歩けないという事。そのために身体の使い方がおかしくなり、様々な代償運動を行います。 バランスをムリに正そうとしてほかの部位を無意識に緊張させ、カラダのゆがみとなり、膝の痛みや腰痛の原因になります。 軽い段階では、姿勢が悪い、長く歩くと疲れやすい、すぐに転ぶ、といったトラブルになってあらわれます。

隠れ外反母趾もいる

見た目でわかればいいのですが、見た目ではわかりにくい、外反母趾予備軍という方たちがいます。これは足のスタンプを採取しないと詳しくはわかりません。大事なのは足の親指が使えているのかどうか?になりますので、足の親指が使えない人たちが外反母趾予備軍となるわけです。

外反母趾チェック方法

見た目でわかる人は下の写真を参考に角度をチェックしてください。

15°未満:正常 15°~20°:軽度 20°~40°:中度 40°以上:重度

当院での治療の目安は中度までです。わかりやすくいうと、親指が人差し指に乗っていない人まで、それ以上は病院で手術が必要になります。 しかし、手術をしても、原因が除去できていなければ、また外反母趾になってしまいます。手術後に再発しないように予防することをお勧めいたします。

見た目ではわからないけど気になる方は、靴の中敷きを取り出してみてください。親指のところにあまり跡がない人は要注意です。その他にも、横アーチがつぶれている。指の跡があまりない。そういう方はNGです。

・親指が地面についているのか? ・横アーチは落ちていないか? ・足趾はすべて地面についているのか? ・マメやタコはないか? ここをチェックしてください。

外反母趾治療

では、治療って何をするの?ってことですが、当院ではインソールでの治療と骨盤矯正を行っております。

1.足の状態を確認
2.歩行状態を確認
3.あなたに合ったインソールを作成

インソールは靴の中敷きに張り付けて作成していきます。作成した後はしっかりと履いていただき、履くことにより、足の形を矯正していきます。したがって、靴も重要になってきますので、作成時にしっかりとお話をさせていただきます。

歩き方がひどい方や外反母趾での生活状況が長いと、骨盤が歪んでしまっている方が多いです。そういった方は姿勢のチェックを行った段階で、骨盤矯正をおススメしております。

一番は、骨盤矯正をして、身体をリセットして、その状態をキープするために、インソールを使用していただくことです。

八女市には足の専門家はやつひめだけ

当院の院長は16年にわたり、足の専門家として活躍しております。外反母趾だけではなく、シンスプリントや足のマメやタコのケア、足関節捻挫の治療。スポーツのパフォーマンスアップなどいろいろな事ができます。 ドクターが行っているセミナーに参加し、資格を取り、全国的にも少ないフットケアトレーナーとして活動しております。

喜びの声

そもそも外反母趾って何でなるの?

外反母趾の原因は主に2つ ・先天的要因 ・後天的要因 です。

先天的要因としては ・遺伝 ・足の親指が長い ・扁平足 ・女性(筋力が男性よりも弱い) ・関節リウマチ ・Ehlers-Danlos症候群 などが挙げられます。

後天的要因としては ・自分の足サイズよりも大きな靴を履いている。 ・先のとがった靴を履いている。 ・底が厚い靴を履いている。 ・ハイヒールを履いている。 ・捻挫や骨折 など、足サイズ、足の形などに合わない靴を履いていたり、足の指をうまく使えないような環境下に置いていることが挙げられます。

実は骨盤の歪みも関係している。

骨盤と足の関係はにわとりと卵の関係に似ています。 骨盤が歪んでも歩き方がおかしくなり、足趾にストレスがかかり外反母趾の原因となる事もありますし、足趾の変形から、うまく歩けずに骨盤が歪んでしまうという事もあります。

足趾の変形により、足を捻じって歩くので、膝の内側に痛みが出たりする方も多くいらっしゃいますし、外反母趾などの変形した足ではうまく地面を蹴れない為に、歩幅に左右差がでてしまい、骨盤が回旋していて姿勢が悪くなっている方や、腰痛の方なども多く来院されております。

治療としては、まず、足の状況をよくするために、インソールを作成し、外反母趾の環境が長いと骨盤もねじれたり、ゆがんだりしていますので、骨盤矯正をして、筋肉や骨格の矯正を行い、全身のバランスを取る必要があります。

詳しくはやつひめにお問い合わせください。

この記事を書いた人

監修:松林伸弥 / やつひめ整骨院代表

Shinya Matsubayashi

国家資格:柔道整復師
社団法人全国病院理学療法協会公認
運動療法機能訓練技能士
財団法人日本体育協会公認
スポーツリーダー
特定非営利活動法人オーソティックスソサエティー公認 
フットケアトレーナー マスターライセンス取得
全国冷え症研究所
八女分室室長