スポーツをする成長期のお子様でこんな症状はありませんか?
- 膝の前面に痛みを訴える。
- 踵の後ろの骨やアキレス腱の痛みを訴える。
- 足の内くるぶしの前のでっぱり部分の痛みを訴える。
- 足の脛(すね)の内側の痛みを訴える。
- 股関節周辺に痛みを訴える。
上記のような痛みはケアをすれば痛みがすぐ引くようなものから、手術になるようなものもあります。何事も早期発見、早期治療が早期回復のカギとなります。早めに専門家に相談するようにしましょう!
子どもの足の痛み、早めに病院に連れて行った方がいい場合
子どもの足の痛みには成長痛や外傷など、様々な原因がありますが、中には早めの診察が必要な場合もあります。
- 痛みが強く歩くことができない。
- 痛みが長期間続いている。
- 患部に熱があり、腫れや変形が見られる。
- 発熱や体調不良がある。
上記のような場合は、速やかに医療機関を受診することが必要です。また、成長痛と思って大した事じゃないだろうと思っていても、痛みの部位や痛みの程度が異常である場合や、歩行障害などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診することが望ましいです。適切な治療を受けることで、痛みを和らげたり、再発を防止することができます。親としては、子どもの痛みに敏感に気づき、痛みの原因を見極め、必要に応じて早期に病院を受診するよう心がけることが大切です。
子どもの足関節捻挫
起こりやすい動作や競技
子供の足関節捻挫が起こりやすい動作や競技には、以下のものがあります。
- サッカー:サッカーでは、急激な方向転換や飛び跳ねる動作などが捻挫のリスクを高めます。
- バスケットボール:バスケットボールでは、飛び跳ねることや、急激な方向転換や着地などが捻挫の原因になることがあります。
- バレーボール:バレーボールでは、飛び跳ねることや、急激な方向転換や着地時に人の足を踏んだ際などが捻挫の原因になることがあります。
- 陸上競技:陸上競技では、走ることや、ジャンプすることが捻挫のリスクを高めます。
- スケートボード:スケートボードは、転倒や急激な動作が多いため、捻挫のリスクが高くなります。
- 自転車:自転車に乗る際には、落車やスピード過多などが捻挫を引き起こす原因となることがあります。
足関節捻挫の原因
足関節捻挫はそもそも人体の構造上起きやすくなっております。内くるぶしよりも外くるぶしの方が下にあり踵が内側に倒れる(内反)ようになりやすくなっております。
原因としては起こりやすい動作でも説明していますが、急激な方向転換、ジャンプした後の着地。上しか見ておらず足元がおろそかになり距離感を間違えたり、着地先に誰かの足があり踏んでしまって捻挫を起こすケースが多いです。あとは、ストップ&ゴーで足を滑らせてなる場合。日常生活においてはヒールの高い靴や厚底の履物を履いていて、バランスを崩し捻挫を起こしたりします。
ウォーミングアップやストレッチをせずに急に運動を始めることや実際の足のサイズよりも大きな靴を履く事も足関節捻挫のリスクを高めます。
治療法
足関節捻挫の治療法は、捻挫の程度や症状に応じて異なります。軽度の捻挫の場合は、安静と保冷が行われ、患部に包帯を巻いたり、氷や冷却パックを当てたりして、症状を緩和させることが一般的です。中程度の捻挫の場合は、包帯やシーネを使用して患部を固定し、患部を上げたり、炎症を抑えるために抗炎症薬を処方することがあります。重度の捻挫の場合は、手術が必要な場合もありますが、まずは保冷や固定を行い、症状が改善されない場合には手術が検討されます。
予防
足関節捻挫を予防するためには、以下のような方法があります。
- 適切な靴を履くこと:運動時にはスポーツシューズを履き、日常生活でも足をしっかりと支える靴を選びましょう。
- 足首を強化する筋力トレーニングをすること:踵上げやスクワット、バランスボールでのトレーニングなど、足首周りの筋肉を強化する運動を取り入れましょう。
- 運動前に十分なウォーミングアップを行うこと:ストレッチや軽いジョギングなどで、体を温めてから運動を始めましょう。
- 不安定な地面での運動は避けること:草地や砂地など、足元の不安定な地面での運動は、足首を捻挫しやすくなります。
- 過度な運動は避けること:筋肉や関節に過度の負荷をかける運動は、ケガの原因になります。無理な負荷をかけないようにしましょう。
- 集中して取り組む:「面倒くさい」や「やりたくない」と思ってスポーツを行っているとケガの原因になります。疲れすぎてまともに動けなくなった時も注意が必要です。
これらの方法を実践することで、足関節捻挫を予防することができます。
やつひめ整骨院での子どもの成長痛やスポーツの障害の治療の進め方
やつひめ整骨院ではどのような事をするのかというと、基本はRICE処理です。R(安静)、I(冷却)、C(圧迫)、E(挙上)。これは治療の基本中の基本です。
しかし、一番大事にしているのはカウンセリングです。けがをしていても最後の試合だからどうしても出たい。というお子さんもいらっしゃいます。そういった思いはできるだけくんであげて目的が達成されるようにサポートしていきます。もちろん、無理な時は無理といいますが、できる範囲でサポートするというのがやつひめ流です。
熱がある場合は基本的に熱を下げることが必要になりますので、ケガをした場合はアイシングが一番大事です。アイシングをすることで患部の負傷した血管が細くなり出血を減らし、血止めが早くなり腫れを最小にとどめることができます。特に足関節捻挫の場合はアイシングをするかしないかで2,3週間も回復するまでの時間が変わってくることがあります。足関節捻挫の場合だけでなく急性外傷のほとんどがそうなのですが、回復の邪魔になるものが腫れです。だから、なるべく腫れを減らすことが早期回復のカギとなります。やつひめ整骨院では、受傷後は早めに来ていただき、腫れないように処置していきます。また、早期回復には重力を感じさせるという事がすごく大事なので、なるべく体重をかけることを意識させます。もちろん、体重がかけれるように痛みを減らすためにテーピングや包帯、サポーターなどは使います。あとは、回復を早める為に物理療法、電気治療、ストレッチ、マッサージ、筋膜リリースなどを行い、ケガをした原因を除去するために体の使い方の指導も行っていきます。