40代以降、体幹・インナーマッスルが落ちると身体に起こる悪い事

子どもは動いて遊んでいるだけでインナーマッスルはつきます。しかし、大人になると老化が始まり、日に日に筋力、体力は弱くなっていきます。以下を参照に検討してみて下さい。

1. 体幹とインナーマッスルの重要性

●体幹とは何か、インナーマッスルとは何か

体幹とは、胸部から骨盤までの体の中心部分を指し、姿勢の維持や動作の安定に重要な役割を果たします。腹筋や背筋、骨盤底筋などが含まれます。

インナーマッスルとは、体幹を支える深層の筋肉群で持久筋です。姿勢の保持や内臓のサポートに必要です。代表的なものには、腹横筋や多裂筋があります。これらの筋肉は、見た目にはあまり目立ちませんが、健康な体の維持に不可欠です。

●体幹とインナーマッスルの役割

体幹は、体の中心部分で、姿勢の維持や運動の安定に重要です。体幹がしっかりしていると、姿勢と体全体のバランスが良くなり局所にかかる負担が軽減され、疲れにくくなり、腰痛や肩こりなどの怪我のリスクが減少し、安定感がますのでスポーツパフォーマンスの向上にもなります。

インナーマッスルは、体幹を支える深層筋で、内臓のサポートや姿勢保持に必要です。赤筋と呼ばれる酸素をたっぷり含んだ持久筋肉で、これらの筋肉は、体を動かす際の安定性を提供し、代謝を上げ、深部体温を上げ、日常の生活動作をスムーズにして老化を遅らせる役割を果たします。

2. 40代以降に体幹・インナーマッスルが弱くなる原因

●加齢による筋力低下

加齢に伴い筋力が低下することは自然な現象ですが、特に40代以降は筋力や体力の衰えが加速していき、カロリー過多の食事が多くなり中年太りしやすくなり、仕事も忙しくなり運動などをする機会が失われやすくなっていきます。そして、特に体幹やインナーマッスルの衰えが目立ち始めます。

これにより、姿勢が崩れやすくなり、バランス感覚も低下し、転倒や怪我のリスクが増加します。また、筋力低下は代謝の低下を引き起こし、肥満や糖尿病などの生活習慣病や三大成人病のリスクも高まります。定期的な運動とバランスの取れた食事、適切なケアが重要です。

●運動不足や生活習慣の変化

現代社会では、運動不足や不規則な生活習慣が増えています。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、体を動かす機会が減少し、筋力が低下します。

特に40代以降、これが顕著になり、体幹やインナーマッスルが弱くなることで、姿勢の崩れやバランス感覚の低下が進行します。運動不足は、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めるため、意識的な運動と規則正しい生活が重要です。

3. 体幹・インナーマッスルの低下が引き起こす重大な問題

a. 姿勢の崩れと慢性痛

●体幹が弱くなると姿勢が崩れ、猫背や反り腰が進行。これにより腰痛、肩こり、首の痛みが慢性化し、日常生活に支障をきたします。

正しい姿勢を維持するための筋力が不足すると、身体のバランスが崩れ、疲れやすくなり、不均衡な身体になり、ストレスが溜まりやすい場所ができて、その部分が痛くなってきます。初動時にも働く筋肉ですので動作もぎこちなくなります。これらの問題を予防するためには、体幹トレーニングを継続的に行うことが重要です。

b. バランス感覚の低下と転倒リスクの増加

●インナーマッスルが弱まるとバランスを保つのが難しくなり、転倒しやすくなります。特に骨粗しょう症のリスクが高い40代以降の方には、骨折のリスクが急増します。

40代以降の方は骨粗しょう症のリスクが高く、転倒による骨折の危険性が急増します。骨折は日常生活に大きな影響を与え、回復に長時間を要することが多いです。インナーマッスルを鍛えることで、バランスを改善し、転倒や骨折のリスクを減らすことができます。

c. 内臓機能の低下

●体幹が弱いと内臓を支える力が減少し、消化不良や便秘、さらには内臓下垂を引き起こすことがあります。これが続くと代謝が悪化し、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高まります。

体幹は内臓を正しい位置に保つために重要な役割を果たしており、筋力が不足すると内臓機能が低下し、健康全般に悪影響を及ぼします。体幹トレーニングでこれらの問題を予防しましょう。

d. 精神的なストレス増加

●姿勢が悪くなると呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。これにより、不安感やうつ症状が悪化し、精神的なストレスが増加します。

浅い呼吸は酸素の摂取量を減少させ、体内の酸素供給が不足するため、全身の機能が低下します。正しい姿勢を保つことで、呼吸が深くなり、自律神経のバランスが整い、心身の健康を維持しやすくなります。

e. 心血管疾患のリスク

●体幹やインナーマッスルが弱くなると、運動不足に繋がりやすくなり、心臓や血管に負担がかかります。これが長期化すると高血圧や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高まります。

運動不足は全身の血液循環を悪化させ、心血管系の健康を損なう要因となります。体幹とインナーマッスルを強化することで、これらのリスクを減少させ、健康な心血管システムを維持することが重要です。

4. 体幹・インナーマッスルを強化する方法

◎自宅でできる簡単なトレーニング

●プランク、スクワット、腹筋運動

プランクは、体幹を強化する運動で、体を一直線に保ちながら肘とつま先で体を支えます。背中や腹筋の持久力を高めます。

スクワットは、脚や臀部の筋肉を鍛える基本的な運動で、下半身の筋力を強化し、姿勢を改善します。

腹筋運動は、腹部の筋肉を集中して鍛えるエクササイズです。これにより、腹直筋や腹斜筋を強化し、腰痛の予防や姿勢の改善に役立ちます。

◎専門的な整骨院でのサポート

●矯正施術、リハビリ指導

矯正施術は、骨盤や背骨の歪みを整えることで、姿勢の改善や痛みの軽減を目指します。正しい姿勢を取り戻すことで、筋肉や関節への負担が減り、日常生活の動作が楽になります。

リハビリ指導は、怪我や手術後の回復をサポートするための運動やストレッチの指導を行います。個々の状態に合わせたプログラムで、機能回復を促進し、再発防止を図ります。これにより、健康な体を維持しやすくなります。

5. やつひめ整骨院の体幹メンテナンスプログラム

◎個々の症状に合わせたオーダーメイドの施術プラン

当院では、患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせたオーダーメイドの施術プランを提供しています。まず、詳しいヒアリングと身体のチェックを行い、痛みの原因や改善が必要なポイントを特定します。その上で、最適な施術方法を組み合わせ、個別の治療計画を作成します。

これにより、効果的かつ効率的な治療が可能となり、早期回復と再発防止を目指します。

◎専門家による指導と継続的なケア

当院では、専門家による指導と継続的なケアを重視しています。まず、経験豊富なスタッフが患者様の症状を詳しく評価し、最適な治療法を提案します。その後も定期的に経過をチェックし、必要に応じて施術内容を調整します。

これにより、効果的な治療を継続し、痛みの再発を防ぐことができます。専門家のサポートを受けることで、安心して健康管理に取り組めます。

6. 結論

◎40代以降の体幹・インナーマッスル強化の重要性

40代以降は筋力が自然に低下し、特に体幹やインナーマッスルの衰えが顕著になります。

これにより、姿勢が悪化し、腰痛や関節痛が増加しやすくなります。体幹やインナーマッスルを強化することで、姿勢の改善やバランス能力の向上が期待でき、怪我の予防にも繋がります。日常生活での動作がスムーズになり、健康的な体を維持するためにも、体幹トレーニングは非常に重要です。

◎健康維持のためにやつひめ整骨院での体幹メンテナンスのおすすめ

40代以降、体幹やインナーマッスルの維持は健康維持に欠かせません。

やつひめ整骨院では、専門的な体幹メンテナンスを提供し、筋力低下を防ぐサポートを行います。体幹トレーニングやストレッチ、矯正施術を組み合わせることで、姿勢改善や痛みの軽減、バランス向上が期待できます。専門家の指導のもと、継続的にケアすることで、健康的な生活を維持しましょう。

詳しくはやつひめ整骨院体幹メンテのページをご覧ください。

この記事を書いた人

監修:松林伸弥 / やつひめ整骨院代表

Shinya Matsubayashi

国家資格:柔道整復師
社団法人全国病院理学療法協会公認
運動療法機能訓練技能士
財団法人日本体育協会公認
スポーツリーダー
特定非営利活動法人オーソティックスソサエティー公認 
フットケアトレーナー マスターライセンス取得
全国冷え症研究所
八女分室室長